ASPIRATION代表のひとり言

2019/01/10

第10回 | 転職者様向け:ベトナム現地面接がないことのメリット・デメリット (5/5)

こんにちわ。いつもベトナム転職・採用のことばかり考えている福田です。このひとり言では、私自身が経験したベトナム転職・採用活動を通じて思っていることをお届けします。私個人の主観が強いので、異論・反論も喜んで受付けています。それでは、第10回ひとり言をよろしくお願いします。

前回(第9回)のひとり言は、こちら

入社2ヶ月後の退職で失う「時間」と「お金」

今回は、ベトナム転職をしたものの入社してから2ヶ月後(試用期間後)に退職した場合を考えてみます。タイトル通り、『入社2ヶ月後の退職で失う「時間」と「お金」』の「時間」と「お金」を見ていきます。

以下の条件と仮定して失う「時間」と「お金」を考えますが、この条件の福利厚生や家賃は特殊なパターンではなく、ベトナム転職においてよくあるパターンとなります。

<今回の前提条件(同年の3~6月としています。)>
 ・日本からのベトナム転職
 ・給与Gross1,500 USD/月(Net1,245 USD/月)。給与日は月末締めの翌月15日。試用期間(2ヶ月間)は85%。
 ・会社から、家賃手当・通勤手当・ベトナム渡航時の費用手当は無
 ・3月30日 ベトナムへ渡航(航空券 600 USD/片道)、4月7日まではホテル住まい(35 USD/泊)
 ・4月1日  入社
 ・4月7日  500 USD/月のサービスアパートメント(保証金2ヶ月)に入居
 ・5月15日 4月分給与Net1,058 USD/月を受領 *便宜上、Net1,245 USD/月の85%としました。
 ・5月31日 ミスマッチにより退職
 ・6月15日 5月分給与Net1,058 USD/月を受領 *便宜上、Net1,245 USD/月の85%としました。
 ・6月20日 サービスアパートメントを退去(解約)し、日本へ帰国(航空券 600 USD/片道)

分かりやすくするために、「お金」に円通貨(1 USD = 108 円)を加え、表形式の時系列に並べてみました。

ベトナム転職 → 2ヶ月後退職 → 日本帰国で失う「時間」と「お金」

ベトナム転職 → 2ヶ月後退職 → 日本帰国で失う「時間」と「お金」

「時間」は約4ヵ月を使い、「お金」は約40万円、収支で見ると約17万円のマイナスとなります。
(注)ベトナムでの給与の支払い、家賃の支払い等はVND(ベトナムドン)となります。通貨のUSD、円は目安として考えてください。

『*1』として、「時間」に3月を1か月分含んだのは、労働許可証取得のため日本で用意すべき書類準備やベトナムへの渡航準備に、約1ヶ月程度の時間を要するからです。特に、労働許可証取得のため書類は、申請から発行までに時間がかかる場合がありますので、内定後は入社する企業様の担当者と密に連絡を取りながら、申請を早めにした方が良いでしょう。
詳しくは、JETRO(日本貿易振興機構)様のWEBサイトをご確認ください。

「お金」に関しては、食費や交際費を含んでおりませんので、今回の金額以上に発生すると見込んでおいたほうがよいでしょう。特に、ベトナムに来て間もない時は、会社の飲み会や新しく出来た友達との食事があり、金銭感覚も慣れていないので意外に「お金」を使ってしまいます。

約4ヵ月の「時間」と約40万円(収支はマイナス約17万円)の「お金」は、個人の負担としては相当大きいかと思います。どなたであっても、これだけの「時間」と「お金」は無駄にしたくないのではないでしょうか。

「時間」や「お金」の大きさよりも、どうすればミスマッチを防げるかを考える

今回は、上記の条件として「時間」と「お金」を算出しました。ベトナム転職を検討している方に考えていただきたいのは、どうすればこの「時間」や「お金」を削れるかではありません。どうすればミスマッチを防げるかを考えて、ベトナム転職活動をしていただきたいと思います。

ベトナム転職におけるミスマッチを事前に完全に100%防ぐことは無理ですが、そのミスマッチの可能性を減らすことは出来るはずです。

そのミスマッチの可能性を減らす方法が、ベトナム現地面接でベトナムに来て、ベトナムの土地、文化、人、習慣に触れること。そして会社、会社の人も見て、話して、感じることです。可能であれば、人材会社に相談をして、企業様に体験入社をさせていただくようにお願いをしましょう。1時間の面接よりも得られる情報が格段に増えます。その体感を踏まえて、自分の思考と直感で総合的に判断することが、ミスマッチの可能性を減らすことになります。

直感と聞くと少し適当な感じがするかもしれませんが、直感には生理的、身体的な判断もありますので、ご自身の直感を信じることも大切です。それに多くの方が経験されていると思いますが、直感的に嫌と感じたものは、その後好きになることは少ないはずです。

自分の直感も活用して、ミスマッチの可能性を減らすベトナム転職をするためにも、ベトナム現地面接を積極的に行っていただきたいと思います。

 

次回(第11回)のひとり言は、こちら

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