ASPIRATION代表のひとり言

2019/01/17

第15回 | 企業様向け:いつかは自社採用へ

こんにちわ。いつもベトナム転職・採用のことばかり考えている福田です。このひとり言では、私自身が経験したベトナム転職・採用活動を通じて思っていることをお届けします。私個人の主観が強いので、異論・反論も喜んで受付けています。それでは、第15回ひとり言をよろしくお願いします。

前回(第14回)のひとり言は、こちら

今までの日本人現地採用活動

今回は、「見込み転職者様」への具体的なアプローチを考えていきます。「見込み転職者様」とは、第12回で説明しました転職者様の転職活動をフロー図のSTEP 2となります。

日本人転職者様の転職活動は線(長期)が一般的

日本人転職者様の転職活動は線(長期)が一般的

 

「見込み転職者様」へアプローチと言われても、まだ採用活動も始めていない、つまり、『欲しい時』も『欲しい人』も決まっていない状態ですので、 「見込み転職者様」へ何を伝えれば良いのか分からない状態かと思います。

何を伝えるかというメッセージ性は非常に重要なことです。しかし、ベトナムでの日本人現地採用活動においては、「見込み転職者様」に対しては、それよりも先に伝えるべき重要なことがあります。

 ・ベトナムに貴社が存在していること
 ・そのベトナムにある貴社がどのようなこと(事業)をしているか

実は、日本含めてベトナム国外にいる日本人の転職者様は、ベトナムにどのような企業様が存在しているかはそこまで分かっていません。「えっ、自分達はこんなに頑張っているのに知らないの?」と思われる企業様もいらっしゃるかと思います。

こちらは、当WEBサイトの「ベトナム現地採用で働く人のリアルな本音」の第10回でWさん(女性)が以下のように仰っていることからも分かります。

『私達求職者がその会社(ベトナム法人)の情報を調べようにも、その会社の情報が無いから調べられないんですよ。そもそもWEBサイトがない企業だってたくさんありますし。それに加えて、人材会社が教えてくれる企業の情報だって少ない。このような状態だと、そもそもマッチングなんて出来ない、マッチングできる点を探すことが出来ないと思っています。その中で面接しても、マッチングする点がないのでお互いを理解することは難しいですよね。』

以下の2点に該当する企業様は、日本含めてベトナム国外にいる日本人の転職者様から存在を知られる機会は非常に少ない状況となります。

 ・ベトナム法人のWEBサイトがない
 ・ベトナム法人のWEBサイトがあるが、日本語ページがない

こちらは単純に、日本含めてベトナム国外にいる日本人の転職者様がその企業様を調べる手段が無いからです。現代においては、人(特に個人)が情報を得る手段は、言うまでもなくインターネットからが一番となります。インターネット上に企業様の情報が存在していなければ、極論言えば、日本含めてベトナム国外にいる日本人の転職者様からすると、その企業市様は存在していないことと同一になります。

また、ベトナム法人のWEBサイトがあっても、日本語ページがなければ、日本人(日本語で検索する人)は、企業様のWEBサイトに辿り着くことは難しくなります。なぜなら、検索する日本語でのキーワードに対して、返す日本語のキーワードがWEBサイトにないため、インターネットの検索結果に上がらないからです。

では、以下に該当する企業様の場合はどうでしょうか。

 ・ベトナム法人のWEBサイトがあり、日本語ページもあるが、日本人採用ページがない

この場合ですと、ベトナムにその企業様が存在していることと、事業内容は把握できるかもしれません。但し、その企業様で働く日本人がどのような仕事をして何を求められているのか、給与や待遇はどうなっているのかは分かりません。場合によっては、採用ページがないことは、日本からの駐在員のみで回している企業様であり、現地採用は行っていないという印象を与えるかもしれません。

まずは、SNS(Facebook, Twitter, Instagram, YouTubeなど)を始めてみよう

では、企業様はどうすれば良いのでしょうか。ベトナム法人のWEBサイトがなければ、もちろんWEBサイトが作成した方が良いですが、作成するとなると相応の時間とお金がかかります。(日本人採用ページを追加するも同様。)

そのため、まだ日本人現地採用が始まっていない企業様であれば、そのための時間とお金を使うことがすんなりと行かないことは充分に起こりうる話かと思います。

私の個人的なお薦めの方法としては、いつかはWEBサイト、または日本人採用ページは作成するものの、まずはSNS(Facebook, Twitter, Instagram, YouTubeなど)で会社のアカウントを作成し、会社の情報、出来事、社員紹介などを投稿することです。

基本的には、SNSのアカウント作成は『無料』ですし、業者を呼ぶ必要もなく、すぐに作成出来ます。もしSNSを一度も利用したことない方で、アカウント作成の方法が分からなければ、社員の方の誰かは知っていますので、社内で解決できます。

その後は、日本本社に「ソーシャルメディアポリシー」(SNSの利用に関する規則)の有無を確認して、その範囲内且つ、企業様、社員の方、第三者に不利益を被らない内容であることを充分に判断して、投稿すれば完了です。

最初は何を投稿すればいいか分からないかと思いますが、社員の方と一緒にランチに行った写真でも良いと思います。一投稿目から考え出すと、二投稿目が投稿できなくなると思います。まずは、投稿を続けること最優先に考えて、投稿し続けることに慣れてから、ユーザーの反応を見ながら、何を投稿するかを考えるので良いかと思います。

企業様の採用活動は、いつかは自社採用へ

今回は、「見込み転職者様」へのアプローチ方法として、SNS(Facebook, Twitter, Instagram, YouTubeなど)の利用を提案しました。アプローチ方法と言いましたが、必ずアプローチできるわけではありません。アプローチできる可能性・機会・チャンスがあると捉えていただいた方が良いと思います。

しかし、やらなければ、その可能性・機会・チャンスはゼロのままで、いつまで経っても採用活動は外部業者に依存しなくてはなりません。

私の予想では、SNSの発達により近い将来に人材業界は劇的に減ると考えています。(なぜなら、今以上に容易に企業様と転職者様がダイレクトに直接コミュニケーションが取れる時代が来るからです。つまり、外部業者を利用せずに自社採用で転職者を採用することが出来るということです。

その時代に変わり切る前の現在における企業様の採用活動の一助として、弊社サービスでは、求人情報の掲載に「採用活動予定あり」の検索項目を設けた意図がございます。

今後、生き残る転職に関わる人材会社は、SNSが発達した社会の中で価値のあるサービス(それが何かはまだ分かりませんが)を提供する会社(弊社もこちらを目指しています)か、SNSが発達した中で取り残された自社採用する力がない企業様を相手に従来のビジネスを提供する会社しか残らないと思います。

今回のひとり言、SNSの利用を読まれて、「何を今更、そんなの採用活動のことも見越して既にやっているよ。」と思われた企業様は全く問題ありません。どんどん投稿していき、自社採用のノウハウ(特に転職者様の確保)を蓄積していただければと思います。

逆に「まだ何もしてないな。」の企業様は、すぐに実践しましょう。「見込み転職者様」へのアプローチが出来ておらず、近い将来の採用活動に影響を与えるどころか、その先の採用活動にも大きな影響を与えることになります。

 

次回(第16回)のひとり言は、こちら

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