ASPIRATION代表のひとり言

2019/02/09

第20回 | 転職者様向け:英語が苦手な人のベトナム求人情報の見方

こんにちわ。いつもベトナム転職・採用のことばかり考えている福田です。このひとり言では、私自身が経験したベトナム転職・採用活動を通じて思っていることをお届けします。私個人の主観が強いので、異論・反論も喜んで受付けています。それでは、第20回ひとり言をよろしくお願いします。

前回(第19回)のひとり言は、こちら

求人情報は「英語(語学)不問」から検索すべきではない

前々回(第18回)のひとり言では、「英語(語学)不問 = 日本語を適切に使いこなせる」になると言い、そのテクニックとして、『難しい言葉を、簡単な言葉で伝える』ことの重要性もお話ししました。

今回は、英語が苦手な人がベトナム転職をするにあたり、どの観点で求人情報を検索するのが良いのかを考えていきます。英語が苦手な方がベトナム転職をする際に、求人探しとして、「英語(語学)不問」のキーワードで求人を探すかと思います。企業を絞り込むという意味では効率的な方法です。

一方で、弊社サイトの求人情報をご覧いただければ分かりますが、弊社では「英語(語学)不問」等のチェックボックス検索は設けていません。こちらは弊社の考え方として、転職者様には先ずは業務内容や求める人物像などの観点から、その求人情報とご自身のマッチ度を確認していただきたいからです。
(「英語(語学)不問」等のチェックボックス検索のあるWEBサイトが悪いというわけではありません。転職者様にどのような形で求人情報検索をしていただきたいかの考え方の違いです。)

なぜ、業務内容や求める人物像などの観点から求人情報を見るべきなのか。それは、語学力が求める水準になくても、その業務内容への知識・経験が豊富にあるや、求める人物像が一致していれば、採用企業様としても、「求める英語能力は欠けるが、入社すれば十分活躍できる人材」と採用を検討する可能性があるからです。

人材紹介会社を利用しているのであれば、人材紹介会社の担当者の方にも、「気になる企業があって、TOEICの点数は基準に足りていないのですが、今までの私の経験が活かせると思うので、一度企業に確認していただけませんか?」と言えば、人材紹介会社経由で企業様も興味を持っていただく可能性もあります。

企業様の採用判断は、転職者様のあらゆる面を総合的に判断して採用を行っています。職務経歴、業界経験とその年数は完璧だけど、キャラクターが会社に合わないから不採用となる人がいたりするのは、企業様が総合的に判断しているからです。

つまり、英語能力はあくまで一つの判断基準であり、英語が苦手でも、その会社に貢献できる(会社が求めている点)を持ち合わせていれば採用されるかもしれません。英語が苦手だから「英語(語学)不問」の求人情報から探し始めると、英語能力の採用基準のマッチが第一優先となり、その次に会社や業務内容のマッチとなります。自分のマッチする会社と出会う可能性を自らが消していることになります。

もちろん、企業様によっては英語能力が必須な場合もあり、具体的にTOEICの点数を定めている企業様もあります。しかし、その場合も企業様がどのような場面で英語を求めているかによって変わってきます。そちらを確認するためにも、先ずは会社や業務内容の確認が一番です。

語学も大切だけど、語学よりも大切なもの

私の考えでは、ビジネス上のコミュニケーションは、語学よりも、その業界、商習慣、業務内容等を知っていることの方が重要と思っています。これは私が前職である程度の決裁権限を持たせてもらい、外部から営業を受ける立場からの経験ですが、同じ日本人同士で日本語で話しているにも関わらず、「この人は、何を言っているのだろう?」と感じたことは何度もあります。

「何を言っているのだろう?」は具体的には、その商品・サービスを弊社に営業する意味が分からない、他社の商品・サービスとの違いが分からない、その商品・サービスを弊社が購入することのメリットが見えない。などとなります。

これらが起きる原因としては、その業界、商習慣、業務内容等を知らない・経験がないからだと思います。だから、売る商品・サービスのターゲットがそもそも違う(今ラーメンを食べたい人に、「美味しいステーキどうですか?」と言っているのと同じ)などの現象が起きてしまい、同じ言語なのにビジネス上のコミュニケーションが取れないことが発生します。

逆に、英語がカタコトであっても、その業界、商習慣、業務内容等をしっかりと把握しており、相手にメリットのある提案内容があるのであれば、相手も話を聞いてくれる可能性は十分にあります。対面であっても、口頭の会話だけがコミュニケーションではありません。紙の英語の資料を用意しておけば、カタコトの英語をサポートしてくれる武器となり、相手にメリットを伝えることが出来ます。(実際に私もこのようにして、ベトナム人のお客様にプレゼンをして受注しました。)

営業職を例に挙げましたが、他の職種でも同じことだと思います。だから、いくら相手が分かる言語で話しをしても、業界、商習慣、業務内容等を知らない・経験がないと、相手を動かす(聞いてもらうも含む)コミュニケーションは取れませんので、働く上では、業界、商習慣、業務内容等を知っている・経験があることが重要になります。

そのためにも、求人情報は会社、業務内容や求める人物像などをしっかりと確認して、ご自身のベトナム転職の目的とマッチしていれば、その上で語学面がどうかの確認が良いかと思います。

もちろん、英語が苦手は『採用時だけ』のお話ですので、ベトナム転職をしましたら、ベトナム人とのより良いコミュニケーションのためにも、英語(またはベトナム語)を勉強していくことも大切となります。

 

次回(第21回)のひとり言は、こちら

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