ASPIRATION代表のひとり言

2019/04/06

第29回 | 転職者様向け:ベトナム・ホーチミン市で給与1,500USDは生きていけるのか!?

こんにちわ。いつもベトナム転職・採用のことばかり考えている福田です。このひとり言では、私自身が経験したベトナム転職・採用活動を通じて思っていることをお届けします。私個人の主観が強いので、異論・反論も喜んで受付けています。それでは、第29回ひとり言をよろしくお願いします。

前回(第28回)のひとり言は、こちら

給与はGrossではなく、Net(手取り)でシュミレーションする

ベトナムの求人情報の給与額を見ると、営業職では、「給与1,500USD~」と記載してある求人情報を多く見るかと思います。弊社の求人情報にも、「給与1,500USD~」の求人情報を掲載しております。

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インターネットやSNSでも、ベトナムで給与1,500USDが高いか安いかの記事が出ています。高いか安いかは、各個人の方の金銭感覚、経済感覚にもよる点があります。
そこで今回は、給与1,500USDで、ベトナム・ホーチミン市で生きていけるのかどうかを考えてみたいと思います。

第1回のひとり言でも、私の過去の生活に基づいて1ヶ月の生活費を集計しましたが、ここ数年でベトナム・ホーチミン市の生活環境は大きく変わりましたので、改めて2019年版として、給与1,500USDで、ベトナム・ホーチミン市で生きていけるのかをシュミレーションします。

まず、給与1,500USDはGrossの場合が多いのですが、もっとリアルに考えるためには、VND金額で、Net(手取り額)で考える必要があります。今回はシュミレーション上、下記のサイトを用いますが、レートやGrossからNetへ控除される金額は各企業様によって下記とは異なる場合がありますので、あくまでご参考としてお考え下さい。

USDからVNDへの換算は、下記のVietcombankのレートを用います。
http://www.vietcombank.com.vn/exchangerates/?lang=en
※VietcombankのWebサイトに移動します。
2019年4月6日のTransfer Rateは、1USD = 23,150VNDとなっています。1,500USD = 34,725,000VNDとなります。

GrossからNet金額への計算は、下記のサイトを用います。
http://tinhluong.vansu.vn/?&lang=en
※保護されていないWebサイトに移動しますので、セキュリティ面は充分にご留意ください。
Gross34,725,000VNDをNet換算しますと、28,839,400VNDとなりました。

つまり、Gross給与1,500UDは、Net(手取り)28,839,400VNDとなりますね。

毎月約239USDは貯まる!?

次に、1ヶ月の生活コストを考えます。会社の福利厚生・手当の有無や、どのようなお店で食事をするかで生活コストは大きく変わりますので、あくまでご参考としてください。

<1ヶ月の生活コスト>

1. 家賃(450USD/月): 10,417,500 VND
2. 電気・水道代:   800,000 VND
3. 朝ごはん:     600,000 VND (20,000VND/回 × 30日)
4. 昼ごはん:     4,500,000 VND (150,000 VND/回 × 30日)
5. 夜ごはん:     4,500,000 VND (150,000 VND/回 × 30日)
6. 通勤:       2,200,000 VND (50,000VND/回 × 往復(2回) × 22日)
7. 電話(通信)代:   300,000 VND
合計:        23,317,500 VND
余るお金:      5,521,900 VND (約239USD)

<補足説明>

1. 家賃(450USD/月)
ホーチミン市1区の中心から外れたエリアに位置し、1R(ルーム)タイプのサービスアパートメントが多く、インターネット代は賃料込みが多いです。

2. 電気・水道代
これは私の実体験からです。電気代(650,000VND)は、通常利用の範囲と扇風機はほぼ1日中つけっぱなしにしています。水道代(150,000VND)は、朝と夜の2回シャワーを利用しています。

3. 朝ごはん
コンビニで、おにぎり1個(14,000VNDぐらい)と500mlペットボトルの水(6,000VNDぐらい)を毎日買った場合を想定しています。

4. 昼ごはん
ホーチミン市1区のLe Thanh Ton(レタントン)通りのヘム(小道)にある日本食で、1食150,000USDのランチを毎日食べた場合を想定しています。

5. 夜ごはん
ホーチミン市1区のLe Thanh Ton(レタントン)通りのヘム(小道)にある日本食で、1食150,000USDの定食を毎日食べた場合を想定しています。

6. 通勤
通勤手当無しとして、家~会社間の通勤のみで片道50,000VND(往復100,000VND)を平日(月~金)利用した場合を想定しています。
※平日は便宜上、1ヶ月22日としています。

7. 電話(通信)代
通話料100,000VND、通信は200,000VNDの定額プランを利用した場合を想定しています。業務で電話通話が多い場合は、会社から電話代支給の手当があると思いますので、100,000VNDとしました。

その他
既にホーチミン市在住の方でしたらお気付きかと思いますが、昼ごはんと夜ごはんは高く見積もりっています。「毎日、レタントンで食べねーよ。」という方もいると思いますし、「たまにはカップラーメンでいいや。」となれば1食20,000VNDで済みます。

その代わり、お客様との食事などの交際費を入れておりませんが、1回あたり500,000~1,000,000VNDの相場でイメージで良いかと思います。男性向けになりますが、お酒+アルファのお店となると、1,000,000VND以上かかる場合があります。

男性・独身・日本帰国は1年1回でOK・奨学金等の返済無しの方は生存可能

上記のシュミレーションで見ると、毎月約239USDはお金を貯めることができます。日本で働く20代後半ぐらいの方の月の貯金額とそんなに変わらないのではないでしょうか。(ここは、日本を離れて7年近く経つため、私の感覚がズレている可能性があります。)

この約239USDを高いと思うか、低いと思うかは人それぞれかと思いますが、ベトナム・ホーチミン市で生きていくことは間違いなく可能かと思います。現に、今も給与1,500USDで働いている方もいます。(働いている = 生活している = 生きていると考えられます。)

実際に私は2015年頃、6ヶ月間ですがGross給与1,000USDで働いていました。(6ヶ月後に昇給しました。)
その時も、変な遊びをしなければ、毎月100USDぐらいはお金を貯めることが出来た記憶があります。気分転換もYouTubeを見るのであれば、家のWiFiを利用すれば無料ですし、街を散歩してカフェで休憩しても、コーヒー1杯の50,000VNDぐらいで済みます。

今回のシュミレーションと私の実体験より、少なくとも、男性・独身・日本帰国は1年1回でOK・奨学金等の返済無しの方であれば、給与1,500USDでもベトナム・ホーチミン市で生きていくことは可能です。そして、毎月2万円ぐらいはお金が貯めることが出来ます。

他のパターンは私の実体験がないので分かりませんが、今回のシュミレーションより、1ヶ月の出費がプラス30,000円ぐらいある方は、給与1,500USDでは家賃や食費を切り詰めないと厳しいかもしれません。

今回は、『単純に』給与1,500USDと生活コストをシュミレーションして、ベトナム・ホーチミン市で生きていけるかどうかを見ました。繰り返しになりますが、給与1,500USDが高いか安いかは人それぞれですが、お金を貯めることも出来るはずですので、「給与1,500USD = 極貧生活ではない」イメージをお持ちいただければと思います。

 

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