ASPIRATION代表のひとり言

2019/04/08

第30回 | 転職者様向け:給与1,500USDでは、日本人は来ないと言われる現実がある!?

こんにちわ。いつもベトナム転職・採用のことばかり考えている福田です。このひとり言では、私自身が経験したベトナム転職・採用活動を通じて思っていることをお届けします。私個人の主観が強いので、異論・反論も喜んで受付けています。それでは、第29回ひとり言をよろしくお願いします。

前回(第29回)のひとり言は、こちら

人材会社はもっともっとヒアリングと情報提供が必要

前回(第29回)のひとり言で、『ベトナム・ホーチミン市で給与1,500USDは生きていけるのか!?』のテーマのもと、結論として、「男性・独身・日本帰国は1年1回でOK・奨学金等の返済無しの方」であれば、充分に生きていくことは出来、毎月2万円ぐらいはお金を貯めることが出来ると書きました。1,500USDを高いと感じるか、低いと感じるかは、各人の理想とする生活水準によって違いますので、前回のひとり言で明記することは控えさせていただきました。

また、「それ以外の人はどうなんだ?」との意見もいただきました。それ以外の方でもベトナム・ホーチミン市で生きていく(生活していく)ことは可能だと思います。ただ、私が経験していない点ですので、私が予測する以上に生活費が発生する可能性もあるかもしれないため、こちらも明記することは控えさせていただきました。ただし、扶養家族がいる方や奨学金等の返済が月3万以上ある方などは、ちょっと厳しいのかなと思います。

さて、そもそもなぜ前回のひとり言のテーマを『ベトナム・ホーチミン市で給与1,500USDは生きていけるのか!?』としたかと申しますと、企業の採用担当者様のお話をお伺いする中で、「給与1,500USDで募集すると、もう日本人ベトナム転職者はいない(来ない)と言われるのですが、本当ですか?」と質問を受けることが多々あるからです。

恥ずかしながら、私(弊社)が人材業の歴史が浅くデータが少ないため、給与1,500USDだから、全ての日本人ベトナム転職者様がその企業様に応募する・応募しないは、まだ明言できない状態でございます。

しかし、もし本当に「給与1,500USD」の求人情報に対して日本人ベトナム転職者様が誰一人(業界未経験者や社会人歴浅い人も含む)、「給与1,500USD」を理由に応募しないのであれば、それは日本にいるベトナム転職者様に「給与1,500USDではベトナムでは生きていけない(またはギリギリの極貧生活になる)」というイメージがあるのではないかと考えられます。

つまり、日本にいるベトナム転職者様に、ベトナムでの生活コストに関する正しい情報が伝わっていない可能性があるのではないかと思い、前回のひとり言を書きました。

もちろん私は、日本人ベトナム転職者様全員が「給与1,500USDで良い。」と言いたいわけではありません。その募集職種に対して、採用企業様が求める経験、知識、実績、そして人間性(主体性、協調性、やるき、情熱、信念など)を兼ね備えている方であれば、2,000USD、3,000USD、4,000USDなど然るべき給与が提示されるはずです。そうしなければ、企業様も求める人を採用することが出来ず、採用競争に負け続けて、人手不足で事業が成り立たなくなります。仮に採用出来たとしても、試用期間で退職されてしまうなど、雇用は長く続かないでしょう。

そのため転職活動では、自分がその募集職種の業務内容や、企業が求めるものに対して、経験、知識、実績、人間性などを有しているかを確認しなければなりません。そして、もし有していなければ、それを今後どう獲得していくのかをぼんやりでもイメージしておく必要があるでしょう。

ベトナム転職者様のその確認・イメージのためにも、私達人材会社は、もっともっと企業様にヒアリングして、企業のこと、業務内容のことをもっともっと多面的(良い面も悪い面も含めて)に情報を発信しないといけないと考えております。

多様化している時代だからこそ

話は逸れますが、インターネットやSNSの発達で情報の量と種類は一気に増えました。それは、発信側が企業や団体だけではなく、個人の方も情報発信側に加わったからだと思います。そのため、一つの物事に対しても色々な情報(意見)が出てきます。

今回のお話で申しますと、「給与1,500USD」を高いという方もいれば、安いという方もいました。それは、その各人の環境、背景、考え方が違うからこそ、意見も分かれるのかと思います。これは、どちらが正しい、正しくないではありません。ライフスタイル、人生(生き方)への考えが多様化しているから、このような現象が起きるのだと私は考えています。私個人としては、非常に良い世の中になってきたなと感じています。

そして多様化している時代だからこそ、この世に全く同じ人、全く同じ企業はないと考えていますので、私達人材会社は、転職様一人ひとり、企業様一社一社と向き合い、全て個別のこととして捉えなくてはならないと考えています。

今回、Twitterで今まで以上に多くのコメントをいただきました。その皆様の暖かいコメントのおかげで、私自身また新しい視点を持つことが出来、前回のひとり言を書く前に比べて、視野が広がりました。大袈裟に思われるかもしれませんが、ほぼ一人で事業をしている中では、皆様のコメント一つ一つが勉強になります。Twitterで温かいコメントをしてくださった方々には、この場を借りて御礼を申し上げます。

 

次回(第31回)のひとり言は、こちら

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