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    気軽に相談できる人材紹介会社を作ることから採用活動が始まる

ASPIRATION代表のひとり言

2019/05/20

特別企画 | ベトナム人材紹介会社のリアルな本音(3/4)
気軽に相談できる人材紹介会社を作ることから採用活動が始まる

当WEBサイトでは、「ベトナム現地採用で働く人」「日本人採用担当者」へ匿名でインタビューをしたリアルな本音をインタビュー記事として掲載しております。インタビューでは、ベトナム転職者様と採用企業様から「人材紹介会社は〇〇だ!」といただくことがあります。しかし、ベトナム転職者様と採用企業様が考える「人材紹介会社は〇〇だ!」は、本当はどうなのでしょうか?
この度、私が前職の採用担当をした際にお世話になった人材紹介会社のコンサルタントZさんにインタビューをさせていただき、ベトナムの人材紹介会社のリアルな本音をお伺いしました。

前回(第2回)の「企業とベトナム転職者の期待値の調整も人材紹介会社の役割」は、こちら

採用企業様へのアドバイスはございますか?

求め過ぎないことでしょうか。そう言うと、諦めてくれと言っているようになっちゃいますね(笑)。安く雇用したい、コストダウンしたいという狙いで現地採用という点もあると思います。それに対して、ハイスペックな能力を求めると難しくなると思います。

これは同じ日本人同士だから、より求めるものがあるのかもしれません。ベトナム人の採用だと、このような給与に対して能力を求めすぎる話はあまり起きません。実際に私も、社内の日本人部下に求めすぎている点もあるのかと、家に帰った後に反省することもあります。「そうだよな。それなら金出せよなって話だよな。」と。

では仮に、採用企業様の提示する給与と、それに対する業務内容・求める条件のバランスが取れていない場合、企業様としては給与の調整をすべきでしょうか?それとも、業務内容や求める条件の調整でしょうか?

業務内容や求める条件の調整ですね。給与を上げても、出来ない人は出来ないですから。だから、業務内容や求めるものに許容範囲を持つのが良いかと思います。

採用企業様に対して、面接におけるアドバイスはありますか?

その転職者様の出来ない点ではなく、出来る点、良い点を見つけることです。実際に、応募条件を全て満たしている転職者様は多くはありません。そのため、満たしていない点、出来ていない点を見始めるときりがありません。

あとは、採用に覚悟を持ってもらいたいたいと思います。ダメだからすぐに解雇するは、あまり考えないでほしいと思います。だから、日本人現地採用には、もっと時間をかけるべきだと思います。一回の面接で決める必要は全くありません。その代わり、時間をかけてでもマッチする人を見極めて欲しいと思います。早決めは良くないですね。

ベトナムの日本人採用の選考は、日本の選考と比べると回数、期間が短い印象があります。選考フローを見直す必要があるということでしょうか?

期間は短くてもいいのですが、同じ面接官であっても、面接は最低でも2回はしてほしいです。若しくは、面接官を変えて面接2回でもいいです。1回の面接で転職者様を見極めるのは、日本人現地採用では難しいと思います。そのためにも、急募とならない、ゆとりのある採用計画であることが望ましいです。

ゆとりのある採用計画とのことですが、ベトナムでは多くの企業様が人事部はあっても、日本人採用チームが無く人手が足りず、本当にギリギリになるまで採用活動を始めることが出来ない企業様もあるかと思います。そのような場合は、先ずは何から始めればよいのでしょうか?

気軽に相談できる人材紹介会社を1、2社持っておくと良いのではないでしょうか。「まだ先だけど、日本人採用を考えているけど、最近どんな感じ?」みたいに気軽に相談していただければ、人材紹介会社も相談や提案をさせていただくことが出来ます。そんな感じで気軽に相談できる状況を作り、日本人採用に関する情報を仕入れるルートを確保することです。

「将来、採用する予定がある(ありそう)。」という状況で、人材紹介会社様に声をかけて良いのですね。

大丈夫です。全く問題ありません。私達も企業様と繋がることで、お役に立てる機会を得られるわけです。だから、気軽に一声かけてもらえればと思います。

逆に、「いきなり来週にでも日本人を採用したいです。」と言われるとちょっと厳しいですね…。ドンピシャでタイミングが合い、マッチする人材をご紹介できる場合もありますが、その確率は低いです。ベトナム人だと何とかなるかもしれませんが、日本人だとズルズル延びてしまい、採用は後ズレするケースが多いです。

では、日本人現地採用をする場合、入社日から逆算してどのぐらい前に人材紹介会社様に声をかければいいですか?

少なくとも4ヶ月前ぐらいです。内定を出すまでに3ヶ月、その後の渡航準備等で1ヶ月ぐらいかかります。4ヶ月近くは見ておいていただきたいです。

ベトナムの採用担当者の方には、今まで人事のご経験がなく、ベトナムに来て初めて採用活動をされる方もいるかと思います。そのようなご担当者様へのアドバイスはありますか?

人事が未経験で、全く分からないという方もいるかと思います。そういう方こそ、どんどんオープンに質問してほしいですね。寧ろ、私達人材紹介会社をどんどん使っていただけると良いかなと思います。使うというと語弊があるかもしれませんが、不安点・不明点をお伝えいただければ、私達もサポートしやすいですね。

選考の話になります。私が現地採用の方にインタビューする中で、選考に体験入社があり、そのおかげで企業や業務を把握することが出来て良かったという方がいます。選考における体験入社は良いことだと思いますが、面接回数が増えるや体験入社があると、理論上では内定の確率は下がります。人材紹介会社の立場としては、どのようにお考えでしょうか?

内定の確率は下がるかもしれませんね(笑)。でも、それでも企業様は選考活動で体験入社は行った方が良いと思います。

どのような形が最適かは分かりませんが、例えば、採用企業様が選考において体験入社を3日間用意していただき、仮にですが1日50USDのフィーを人材紹介会社にお支払い頂けるたりすると嬉しいですよね。それがあると、ビジネスの関係上で、人材紹介会社からも体験入社を自然に進めることが出来ると思います。

 

ベトナムの人材紹介会社のリアルな本音(4/4)は、こちら