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ベトナム現地採用で働く人のリアルな本音

2018/12/17

第14回 | ベトナム現地採用で働く人:ベトナム転職編【後編】
明確な目標がないなら、目の前の仕事を一生懸命すること。そうすれば目標は見つかる。
Tさん(男性 / 30代前半 / ベトナム歴3年以上 / ホーチミン)

前回(第13回)のTさんの「ベトナム現地採用で働く人:ベトナム転職編【前編】」は、こちら

他にも人材会社へのアドバイスはありますか?

人材紹介会社も「どんどんベトナム転職しましょう。」ではなくて、そもそも海外転職が無理そう・向いてなさそうな求職者には、きっぱりとベトナム転職は無理だと言うべきでしょう。人材紹介会社の方も求職者の人と面談した時に、この人は海外転職しない方がいいと感じる人もいると思います。
要は、海外転職に夢見過ぎている人・日本から逃げてくるだけの人に対しては、海外転職すべきでないと言うべきですね。

「海外転職に夢見過ぎている人」とは、具体的にはどのような人でしょうか?

海外転職の良い面しか見ていなくて、それを信じきっている人ですね。仕事で残業が無いとか、色んな企業の人と会えるとか、海外で大きな仕事が出来るとか。そんなの普通はないし、なかなか出来ないですよね。残業がゼロなんて業種や職種を絞らない限りないですし、少なくとも営業職はお客様あっての仕事なので、「夕方5時以降は仕事しません!」では難しいですよね。もちろん、やるべき仕事をやっていれば、早く帰れる日もあると思いますが。

あとは、確かに大手企業の人と話す機会はありますが、「話すこと」と「仕事に繋がること」は別ですよね。日本でも同じだと思いますが、何千万円、何億円の話なんて、ベトナムに来たばかりで何も知らない人間が早々に契約取れるものではないですからね。

厳しいお話ではありますが、日本でも同じでその通りですね。では、「逃げてくるだけの人」とは、具体的にはどのような人でしょうか?

働くことが嫌とか仕事をしたくないとか、働くことにネガティブな気持ちでベトナムに来る方ですね。私も何か目標があったわけではないと言いましたが、好きなことをする、そのために働くことは決めていましたし、働くこと自体が嫌だとは思っていませんでした。
たまに、本当に仕事をする気持ちが無い人とかいますよね。そういう人達は面接する企業側でも見抜かれると思うので、ベトナム転職をすることは難しいでしょうね。

でも、そもそも人材紹介会社がそういう人達をスクリーニングしておかないと、企業からの人材紹介会社への評判も悪くなると思います。逆に、人材紹介会社がそういう人達をしっかりとスクリーニングして紹介すると、良い評判に繋がると思います。

人材会社には、より厳格なスクリーニングが求められるということですね。次の質問になりますが、今現在働いている会社はベトナムで2社目とお伺いしております。現在の会社への転職のきっかけを教えていただけますか?

実は、前職の会社の時から現職の会社とはお付き合い(取引関係)がありました。そういったご縁もあったので、自分の中では全く違う会社に転職したというよりも、感覚としては部署異動の感覚に近い感じの転職でした。

現在Tさんが働かれている会社は日系企業ではなくベトナム資本の会社で、日本人社員はTさんお一人と伺っています。なぜ、今の会社に転職されようと思ったのですか?

それこそ、正にご縁でした。私のベトナム人の友人が、実はその会社の方だったんですよ。彼と出会った当初は、彼の仕事も会社の事も何も聞いていなかったので、全く知らなかったんですよ。ただの飲み友達という関係でした。ある時飲んでいたら、たまたまお互いの仕事の話になりまして、そこで初めて彼が何者かと知りました。そこから意気投合して、「じゃあ、うち来いよ。」みたいな話になって(笑)。

但し、さっきも言ったように会社間ではお付き合い(取引関係)があるので、しっかりと話をつけて調整をしておく必要がありました。そのため、「じゃあ、うち来いよ。」から転職までは半年以上かかりました。まぁ、本当に運ですよ。

正にご縁ですね。因みに、ベトナム人のご友人の方とはどこで知り合ったのですか?

トイレです。

えっ!?もう一度よろしいですか?

たまたま行ったレストランのトイレです。そのトイレですれ違った時に、「ヨッ!!」みたいな感じで挨拶を交わしました。まぁ、お互いに酔っていましたからね。そこで少し話をして、「じゃあ、今度飲み行こうよ。」みたいな話になり連絡先を交換して、後日、本当に飲みに行きました。

何だか漫画のような話ですね。そういう出会いから飲みに行くことはよくあるのですか?

いえいえ。仲良くなっても、本当に飲みに行ったのは彼一人ですよ。

お互いに何か感じるものあったのでしょうね。では、今のベトナムの会社ではどのようなお仕事をされているのですか?

会社からは、初めての日本人社員ということでベトナムの日本企業のマーケット開拓を任せられています。縁があるとは言いましたが、入社前にはベトナムでの日本企業の市場の規模や可能性をプレゼンしたり、私がベトナムに住み続けることを決めていることを伝えたりして、信用を得て何とか入社しました。

この業界でも競合他社は、日本人ではないですが既に外国人を雇用していますので、ベトナムにある外国市場をどうするかという焦りはあるのかもしれません。但し、会社としては初の外国人社員の雇用で私もまだ充分にベトナム語を話せるわけではないので、「わけの分かんない日本人が入ってきた。」と思っている社員もいるかと思います。
それでも私を雇用してくれたので、そこは懐が深い会社だなと思いますね。

ベトナム企業も在り方が変わってきているということですね。今までのお話をお伺いしていますと、Tさんは目の前に来たチャンス・機会を逃さずに掴んできたというイメージを受けます。

そうですね、何か目標があったわけではなかったですが、目の前のことはがむしゃらに一生懸命やってきました。それでチャンスが来たら、「とりあえず、掴んどけ。」みたいな(笑)。
最初は働くことに明確な目標がなくても、目の前のことを一生懸命やっていれば、悪い方には転がらないと思うんですよね。そういう意味で、最初は軽い気持ちでもいいかなと思います。

明確な目標がない場合は、まずは目の前の仕事を一生懸命取り組むことが大事。そうすれば、チャンスや機会が巡ってくるということですね。続いて、ベトナムでのお仕事、働くことについて色々とお伺いしてみたいと思います。

 

こちらのリアルな本音は、YouTubeでも公開しております。

 

次回(第15回)のTさんの「ベトナム現地採用で働く人:ベトナムで働く編」は、こちら

<編集後記>
海外転職に限らず、何かやりたいけど何も明確な目標がないという方は多いかと思います。その時は、今回のTさんのように、まず目の前の仕事を一生懸命やることが一つの良い方法かと思います。そうすれば、そこから生まれる成果やその姿を見た誰かが、新しいチャンス・機会を与えてくれる可能性があります。逆に言うと、明確な目標がないから一生懸命やらないというのは、何も得ないということになります。

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