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ベトナム現地採用で働く人のリアルな本音

2018/12/18

第16回 | ベトナム現地採用で働く人:ベトナムで働く編【後編】
目の前の仕事に一生懸命取り組み、ベトナム人含めて誰からも必要とされる存在になる。
Tさん(男性 / 30代前半 / ベトナム歴3年以上 / ホーチミン)

前回(第15回)のTさんの「ベトナム現地採用で働く人:ベトナムで働く編【前編】」は、こちら

日本と比較して、ベトナムで働いて大変だと思ったことはありますか?

今の会社に入ってから感じることは、ベトナム人は人に甘えるのが上手だなということです。人に指示・依頼はするのですが、逆に指示・依頼を受ける、頼まれる側になると自分のことを優先してやってくれない傾向がある気がします。このあたりのさじ加減はベトナム人は上手いと思いますね。
だからいきなり、「これをして。」と依頼しても、なかなかやってくれないんですよ。そこが今苦労しているところですね。

そう言われてみると、ベトナム人はそういう傾向があるような気もしますね。他には何かありますか?

決めてから遅いのがベトナム人の特徴ですよね。例えば、A社とB社が「一緒に仕事しましょう。」と決めるまではものすごく早いんですよね。でもその後の「具体的にどうしよう」「いつしよう」などを決めて、実行に移すのは遅いですね。
決めた後に、そのような話をするのでズルズルと続くわけですよね。場合によっては、そのまま頓挫することもありますし。

日本人は逆で、あれやこれやと綿密に考えるので決めるまでが遅いですけど、決めてからが早いですよね。その違いをどう理解してやっていくのかが、ベトナムでの仕事の面白さであり、難しさかもしれませんね。

決めてからが遅いとのことですが、仕事では納期に遅れることがあるかと思います。納期が遅れることに対して、ベトナム人の人はどう思っているのでしょうか?

ベトナム人も納期が遅れることについては悪いと思っていますよ。でも心のどこかでは、「それは仕方がない。」とも思っているのではないかと。この感覚は、ベトナム人は売り手も買い手も含めて両者が思っていることではないでしょうか。

そのような現状がある中で、Tさんはベトナムの日系企業をお客様としてお仕事をされています。納期が遅れることは避けなければなりません。それに対して、どのような工夫をされているのですか?

私の場合は、ベトナム人メンバーには納期を実際よりも早めに言っています。例えば、納期を10日と指示すると、10日当日に納品しようとします。それだと何か小さなミスでも起きたら、絶対に遅れるんですよね。
だから1週間納期を早めて伝えて調整できる時間を確保しておきます。調整できる時間があるので、何か起きてもそこで対応できまからすね。

でもそれは、納期を守らないことに対しての根本的な解決にはなってはいないです。ただ、いきなり全部を変えることはできないので、まずは小さなところから改善しています。

いきなり大きく変えると混乱するかもしれないので、少しずつ変化を加えるのは良い方法かもしれませんね。次の質問になりますが、Tさんは今後もベトナムで働かれるとのことですが、これからのご自身のキャリアはどのようにお考えですか?

今の会社で外国人として、どこまでトップに近づけるかということを考えています。私の会社含めて、外国人を求めているベトナムの会社は多いと思います。
その反面、外国人を警戒しているとも思います。その中で外国人として、どこまで入り込めるかがチャレンジですね。

その目的をお持ちの中で、Tさんは日々どのようなことを意識されていますか?

一番はベトナム人とのコネクションですね。どのベトナム人と繋がるかということを意識しています。
ベトナムの会社ですので、良くも悪くもコネクションの力というものが強くあるのは事実です。私以外は全員ベトナム人ですので、仕事はベトナム人の協力は欠かせません。ベトナム人を仕事に巻き込むという点も含めて、誰と関係性を強く持つかが大事だと考えています。

他にはベトナム語の習得ですね。この会社に入りましたので、ベトナム語の習得はマストになりました。後は、どのレベルでベトナム語が話せるか。最終的には、ビジネスレベルで深い話を出来ないといけないと考えています。もちろん語学ありきではなく、日々の業務のしっかりすることが大前提での話です。

と言うのも、怖い面も感じています。所詮は一外国人ですので、私よりもベトナム語が話せる日本人がいたり、日本語が話せるベトナム人がいたりして、会社が私のことを必要ないと感じたら、私はすぐに切られるでしょう。そうならないように、繰り返しになりますが、目の前のことを一生懸命やり続けていこうと思います。

日々の業務に一生懸命取り組むことで信頼を得て、然るべき人とコネクションを持ち、ベトナム人の方を巻き込み共に仕事をしていくということですね。続いて、Tさんのベトナム生活について色々とお伺いしてみたいと思います。

 

こちらのリアルな本音は、YouTubeでも公開しております。

 

次回(第17回)のTさんの「ベトナム現地採用で働く人:ベトナム生活編」は、こちら

<編集後記>
Tさんのインタビューの通り、ベトナム人の方を仕事に巻き込む際には、誰と強いコネクションを持っている(信頼関係がある)ことが大切になると思います。仕事も、人と人の関係になりますので、仕事を進める前の根回しは大切です。特にベトナム人と仕事をする・取引をする際には、誰を抑えておくかがポイントになりますので、こちらも意識しておくのは良いことでしょう。(媚びを売るとは違いますので、そこはご注意を!!)

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