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日本人採用担当者のリアルな本音

2019/02/25

第14回 | 日本人採用担当者:ベトナム採用活動編【前編】
ベトナムで働く期間を決めているなら、その期間に対する目的も決めること
Gさん(男性 / 30代前半 / ベトナム歴3年未満 / ホーチミン市)

本日はインタビューをよろしくお願いします。これまでに、Gさんの会社(ベトナム法人)で日本人の現地採用の実績はありますか?

ありません。

今後、Gさんの会社がどのような状況の時に、日本人の現地採用を行う予定がありますか?

弊社の根底にある考え方としては、ベトナム人で完結できる体制を作ることです。それが理想の体制となります。

その一方で、弊社のお客様は日系企業様が多く、無形の商材を扱っているため、お客様へのサービスにはコンサルティング要素も含まれることが多くあります。その中で、日本人がお客様対応のフロントとして入ることがメリットになる場合もあります。

そのようなプロジェクトが増えてくると、日本人のフロント対応含めて、日本人の考え方をベースに提案することが増え、日本人社員も増やす必要があると思いますので、そのタイミングで日本人現地採用を検討するかもしれません。

現時点では、日本人のやるべき業務は全部私が見ており、日本人が必要ない業務はベトナム人スタッフが担当するように分けています。

日本人がお客様のプロジェクトも広げていく中で、それに対して、ベトナム人スタッフだけで対応していくのか、日本人が対応しないといけないのか、そこが日本人の採用を検討する状況になると考えています。

Gさんの会社は、ベトナムにいる(社外の)企業以外に日本の親会社からの仕事も受けているとお伺いしています。

日本の親会社からも仕事を受けています。当初は日本本社側から、日本人がいないから「コミュニケーションが難しい」や「クオリティ(品質)が担保できない」との話が出ました。でも、本当にそれは日本人がいないからなのかという議論になり、今は私も入って、ベトナム人だけの対応で上手くいくのかを見ています。

まだ結果が出てないから分からないですけど、ベトナム側に日本人がいるから仕事を頼む意味があるならば日本人を配置しますし、日本人がいなくても大丈夫なのであれば日本人は不要かと考えています。今はまだその結論が出ていないので、日本人を入れていない状態です。

そこでも日本人が必要となれば、日本人採用も考えるかもしれませんが、こちらに関してはベトナム人だけで対応できることを目指しているので、日本人採用の可能性は低いでしょう。

では、もしGさんの会社で日本人の現地採用を行う場合はどのような日本人を採用したいですか?

極論を言えば、最終的にはこのベトナム法人を見てくれるような人が欲しいです。私と二人三脚で進んでくれる人、コミットしてくれる人を採用したいですね。

ベトナム転職者に対して求めるものは、その職種に対する高いスキルよりも、ベトナムで働くことにモチベーションが高い方を求めると思います。もちろん、経験も含めて能力が高い方がいいですが、それよりもモチベーションですね。

モチベーション重視とのことですが、経験や能力などはどの程度を最低ラインとして求めますか?

ゼロは厳しいですね。それはその人に対しての教育が嫌だとかではなく、業務に対して一定の経験がないと、ベトナム人スタッフとコミュニケーションが技術的な点を含めて難しいですよね。仮に日本語が話せるベトナム人スタッフと話しても、コミュニケーションは取れないと思います。

可能性は極めて低いですけど、業界未経験の方を採用する方向ならば、日本本社で研修を受けてからベトナムに来るとかになると思います。

ある程度の業務経験も必要と考えると、日本人社員を増やす場合、現地採用よりも日本本社から駐在員を派遣した方が良いという考え方はありますか?

現実的に言うと、駐在員の派遣はコスト的に大きい部分もあるので可能性は低いでしょうね。だから、ベトナムで働きたいというモチベーションの高い日本人の現地採用になると思います。

他社さんは分かりませんが、弊社の人事の考え方として、ベトナム法人で日本人を増やす場合、日本から駐在員を派遣して増やすということはないでしょう。今後、日本から若手社員が1年間の研修とかでベトナムに派遣されることはあるかもしれませんが、社員の増員はベトナム現地採用となると考えて居ます。

転職者様の英語スキルに関してはどのぐらいのレベルを求めますか?

英語スキルはあるに越したことはないが、ものすごく求めることはないです。社内や業務でどれだけ英語を使うのかによって違うのではないでしょうか。

弊社はメインクライアントが日系企業で、日本人営業であれば日本人のお客さんがメインとなり、欧米人やベトナム人に営業するわけではありません。

あとは、英語でのコミュニケーションとなっても、メールやチャットなどの文面でのコミュニケーションであれば、普通に英語を勉強した人であれば何とかなりますよね。「英語が嫌い」はダメだと思いますけど、そうでなければ良いのでないかと思います。

私が過去にベトナム転職者の方にしたインタビューでは、ベトナム転職の際には、ベトナムで働く期間を3年間ぐらいと考えている人も多くいました。採用の際、転職者様のベトナムにいる期間はどのように考えますか?

転職者のキャリアプランと会社が求めていることが一致していれば問題ないと思います。

例えば、日本で何年間か働き、その経験を海外という場所で試したい転職者がいるとします。その方の海外で試したいことと、会社が求めていることがある程度一致していれば全く問題ないかなと思います。

例えばですが、3年間という期間は短く感じますか?長く感じますか?

その3年間で本人がベトナムで成し遂げたいことが明確になっていて、入社することで弊社にとってもプラスになるのであれば、それは採りたいですよね。

成し遂げたいことが明確になっていると、本人がそこにコミットしてくれる可能性も高いと思います。そのような人だと、企業もその人の目指しているところが分かりやすいので良いですよね。

今までのインタビューでは、ベトナムにいる年数が明確でも、ベトナムで何をしたい・どうなりたいかまでは明確でない方もいました。ベトナムに来る理由も明確になっていれば、会社も採用が検討しやすくなると考えていいのでしょうか。

採用は検討しやすくなります。その人のことを深く知ることが出来るので、企業にとっても転職者にとってもミスマッチにはならないと思いますから、お互いにとって良いのではないでしょうか。

それで採用されないのは、転職者の求めるものと企業の求めるものが一致していないことなので、良い意味での不採用ですよね。

ベトナム転職される方はベトナムにいる年数を考えているのであれば、その年数の間で何をしたいか・どうなりたいかを考えてくるのが大事ということですね。

そうですね。それでその年数が経った後、それを達成している達成していないは別にして、その後、引き続きベトナムにいるのかどうかを考えればいいと思います。

ベトナム転職する人にとっても、ベトナムで何がしたいか・どうなりたいかを持っていないと、会社とマッチする点が見えず、転職が難しくなってしまうのではないでしょうか。

私は、日本にいた時は人事で採用の経験もしました。その時は、この転職者の人が求めていることをこの会社で実現するならどういうことが出来るのかを考えていたので、転職者の人に対して、何がしたいか・どうなりたいかは聞いていました。そして、こんなことがやりたいというのを聞いて、それが会社とマッチすれば採用を検討していましたね。

 

こちらのリアルな本音は、YouTubeでも公開しております。

 

次回(第15回)のGさんの「日本人採用担当者:ベトナム採用活動編【中編】」は、こちら

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