• HOME  >  
  • 日本人採用担当者のリアルな本音  >  
  • 第16回 | 日本人採用担当者:ベトナム採用活動編【後編】ベトナム人が求める日本人が活躍する 環境・組織を作るGさん(男性 / 30代前半 / ベトナム歴3年未満 / ホーチミン市)

日本人採用担当者のリアルな本音

2019/03/01

第16回 | 日本人採用担当者:ベトナム採用活動編【後編】
ベトナム人が求める日本人が活躍する 環境・組織を作る
Gさん(男性 / 30代前半 / ベトナム歴3年未満 / ホーチミン市)

前回(第15回)のGさんの「日本人採用担当者:ベトナム採用活動編【中編】」は、こちら

では、Gさんの会社(ベトナム法人)では、日本人の現地採用の手段はどのようにされるご予定ですか?

人材紹介会社を利用することになると思います。

採用企業として、人材紹介会社にはどのようなことを期待しますか?

人材紹介会社を利用するメリットは2つ考えています。1つはスクリーニングコスト(時間)がかからないこと。もう1つは通常のオーガニックなメディアでは接触できない人、つまりその人材紹介会社に問い合わせないと出会えない人がいる場合です。

ですから、人材紹介会社を利用すれば歩留まりが高いのは当然だと考えています。加えて、その精度がどれだけ高いかでしょうか。歩留まりが高くするためには、会社や募集職種への理解がないと出来ないので、それも含まれるでしょうね。

後は、求職者への理解も必要ですね。この転職者の人であれば、こういう会社ならマッチするというイメージがあるとか。

人材紹介会社に期待するのは、こちらの条件・要望をお伝えして、それに合う人を一人でもいいので紹介してくれることです。だから極論を言えば、募集1に対して紹介者1名の1対1の関係がベストですよね。その募集に合う人1名を紹介してくれればいいわけです。

ただ、紹介される人がマッチしていなくて、紹介されても履歴書をちゃんと見る気にならない感じだと厳しいですよね。これはベトナムに限らず日本でも一緒ですね。

ベトナムに赴任されてから、人材紹介会社と接したことはありますか?

ベトナムに赴任して間もない頃に、どういう日本人が転職市場にいるのか、例えばある給与水準に対してどのような日本人の方が候補に挙がってくるのか確認したくて、人材紹介会社に相談したことはあります。その時の対応も良かったので、日本人採用には人材紹介会社を利用すると思います。ベトナムへの日本人転職者はそんなに数がいないはずですし、数がいれば人材紹介会社を利用しませんからね。

ベトナム転職を検討している方にアドバイスはありますか?

ベトナムで働く目的を明確に持つことですね。ベトナムで働きたい期間があるのであれば、その期間で自分が何をしたいのか・どうなりたいのかだと思います。それがあれば自ずと職種も決まり、企業選びもスムーズになると思います。海外で働きたい理由が漠然としているなら、もう少しちゃんと考えた方が良いのかなと思います。

この間、現地採用で働いている若い人が営業に来られて、商談後に雑談で、「何でベトナム転職されたのですか?」と聞いたら、「特に何も考えてないです。気づいたらベトナムにいました。」と言われました(笑)。

転職理由を全ての人に正直に全部話す必要はないと思いますが、その状況ではGさんは商談相手(見込み顧客)になりますから、嘘でも言いようはあったような気がしますが・・・。

採用する立場からすると、何で転職したのかは気になるところですが、その理由が本心なら厳しいですよね。

ベトナムで働く理由が無いのも個人の自由ですし、それで雇用してくれる会社があるので、悪いとは言いません。ただ個人的には、何かしらの目的を持ってベトナムに来た方が良いと思いますね。

3年、5年とベトナムで働くにしても、その時間分の自分の人生を使うわけです。その期間をベトナムで働くことについて、もっと自分事に考えてほしいですよね。

何をやるかにもよりますが、ベトナムで働いた後いつか日本に戻るとしたら、日本いる人たちと比べて不利な点もあると思います。だから、ベトナムで何をするか・何を得るかを決めておかないと、日本に戻るにも難しい点があると思います。

ベトナムで働くことを、給与は高くないけど、物価も安いし、生活環境も悪くないからで選ぶのではなく、ベトナムで何をしたいのか。弊社で言うと、決して大きくない会社ですので、大きくないからこそ、そこでビジネス的に何か新しいことが出来るチャンスを感じるとか。そういう点に、ベトナムで働く魅力を感じて欲しいですね。

ベトナム人スタッフの方は、日本人にどのようなことを求めているのでしょうか?

一緒にチームで作業する上では、日本人の価値観・考え方が当たり前ではなく、ベトナム人の考え方、文化を尊重することが日本人に求めている点はあると思います。日本流の押しつけは、上手くいかないですかね。

あとは、ベトナム人も日系企業で働くには何か理由を持っているはずです。それは、スキル的にレベルアップしたいなどだと思いますので、日本での実務経験や、日本人としてのビジネススキルや物事の進め方とかを共有してくれることではないでしょうか。それを押しつけではなくて、ベトナム人に合うようにローカライズして共有できる人が求めているのではないでしょうか。

だから採用する企業側も、新しく入った日本人がそうできるように、日本人のためにもベトナム人のためにも環境・組織作りをしなければならないと考えています。

企業様としても、採用した日本人の方が入社した後に、ベトナム人スタッフの方と良い化学反応を起こせるように、環境・組織作りが必要となるわけですね。本日はインタビューをありがとうございました。

 

こちらのリアルな本音は、YouTubeでも公開しております。

 

次回(第17回)のEさん(男性 / 30代後半 / ベトナム歴5年以上 / ホーチミン)のインタビューは、こちら

<編集後記>
Gさんへのインタビューを通じて、海外では日本人採用の採用ナレッジ蓄積の難しさと、転職活動における目的を持つことの重要性を学びました。転職者様におかれましては、やはりベトナム転職の目的を持つことが大事となるのではないでしょうか。それがあることで、企業、職種選びが絞れるだけではなく、面接の中で、その企業様とのマッチ、ミスマッチの点を両者様が分かることに繋がるからです。

ASPIRATIONでは、「日本人採用担当者のリアルな本音」の匿名インタビューにご協力いただける日本人採用担当者の方を募集しております。インタビューに応じていただける方は、下記の「お問い合わせ」よりお問い合わせください。

インタビューでご提供いただきました情報は、当サイトのコンテンツ「日本人採用担当者のリアルな本音」のみで利用し、それ以外の目的では利用しません。また、インタビュー掲載前には、掲載原稿のご確認をお願いさせていただきます。

お問い合わせ