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日本人採用担当者のリアルな本音

2019/03/02

第17回 | 日本人採用担当者:ベトナム採用活動編【前編】
ベトナムには業界に強い人材会社が必要
Eさん(男性 / 30代後半 / ベトナム歴5年以上 / ホーチミン)

本日はインタビューをよろしくお願いします。これまでにEさんの会社(ベトナム法人)は、日本人現地採用の実績はありますか?

日本人の現地採用は一度したことがあります。

日本人の現地採用を採用された時は、Eさんの会社がどのような状況だったのですか?

その当時は、日本人が私一人しかいない状況でした。私一人では日本人のお客様の対応に手が回らない状況でしたので、日本人対応が出来る人ということで日本人を募集しました。

日本語が出来るベトナム人の採用も検討しましたが、日本人の方がお客様とのコミュニケーションにおいて総合的に良いと考えて日本人を採用することに決めました。

その時には、日本本社から駐在員を派遣することもご検討されたのですか?

そちらも検討しました。しかし当時は日本の親会社も人手不足の状況で、ベトナムに人を派遣することは難しい状況でした。そのため、ベトナム法人側で日本人を現地採用することにしました。

Eさんの会社の現地採用の方は既にご退職されたとお伺いしておりまが、その方はどのぐらい働かれたのですか?

1年ぐらいです。日本に帰国するとのことで退職をしました。

ご退職は残念ですが、日本へのご帰国であれば致し方ない点もありますね。その転職者の方は、どのような方法で採用されたのですか?

人材紹介会社を利用しました。人材紹介会社に依頼して、こちらの要件を伝えて、CV(履歴書)を送ってもらって、紹介されてという感じでした。

日本人を募集されている時は、求人情報を自社のFacebookに掲載して告知するなど、人材紹介会社の利用以外にも何かされたのですか?

当時は、人材紹介会社のみで日本人現地採用を進めました。

人材紹介会社を利用されての率直な印象を教えてください。

5~6社ぐらいの人材紹介会社に声をかけて、数社から日本人をご提案いただいていたのですが。正直に言うと、特に印象に残っていないですね。どこも横並びで似たような印象でした。

「横並び」とは、具体的にどのような意味でしょうか?

どの人材紹介会社の担当者も人材業界に関して深いキャリアのある方ではなく、ベトナムに来たばかりの若い方が多かったです。相当若かったですね。そのぐらいしか記憶に残ってないです。

だから、「この方は本当に御社にお薦めの方ですので会ってください。」と推薦を加えての紹介や、「何でこの人を見送り(不合格)にしたのですか。理由を教えてください。」と突っ込んだ質問をする方は一人もいなかったですね。転職者を右から左に流すような感じでした。

日本人転職者がいたら、「とりあえず、履歴書を送っておけ。」というイメージでしょうか?

そうですね。でも私もそこまで深く求めていなかったので、特に何も思わなかったです。ベトナムで働きたい日本人が少ないことは予測していたので、そんな風になるだろうと思っていました。

先ほどのお話に戻りますが、選考においてEさんがベトナム転職者の方の見送った際に、人材紹介会社の方がその理由も聞かないのは意外ですね。

確かに、そうですね。でも当時は、日本人を採用したい企業も多かったから、人材紹介会社も一つ一つ丁寧に深く対応することが難しかったのではないかと、何となくそう思いますけどね。

人材紹介会社に依頼をしてから内定までには、どのぐらいの日数を要したのですか?

すぐにでも働いて欲しかったので、2週間後には弊社で働き始めていたと記憶しています。元々、ホーチミン市に住んでいた方だったので、日数はそこまでかからなかったですね。

採用企業様の立場から、私達人材会社に対して、もっとこうすればいいなどのアドバイスはありますか?

率直に感じるのは、プロフェッショナル感を感じる人が少ないですよね。日本だと業界別で担当者を別れていて、各業界の勉強もしていて、その業界に強い人がいるかと思います。ベトナムだと一人の担当者がカバーする範囲が大きいので、広く浅くになっています。もっと各業界に強い人材会社がいればいいなと思います。

私が日本で転職相談をした時は、もの凄い業界に詳しい人が担当してくれました。弊社の業界は、よく一言で〇〇と言い表されるのですが、実際は〇〇の中には、△△があり、□□があり、××があり、それぞれが大きく異なっており多岐に別れています。本当はその業界をもっと個別に分けて考えないといけません。

その中で、各分野にどのような特徴があるのを分かっている人ですよね。「△△で人を募集しているのであれば、こういう業務だから、こういう人がいいですよね。」と、こちらの言いたいことをある程度分かってくれる人です。それが出来ていないから、ベトナム転職でミスマッチが生じている原因なのかなと思います。

業種問わず、営業職であればお客様の業界を勉強することは必要な気がしますが。ヒアリングの際には、あまり質問もなかった印象ですか?

無かったですね。聞かれたのは、年齢、性別や、給与・福利厚生ぐらいですね。その業界で生きていくのであれば、色んな所にアンテナを広げて、もっと情報収集や勉強をすべきと思いますね。

選考活動では、どのような点を意識して、転職者のスクリーニング(絞り込み)をされたのでしょうか?

弊社の場合は、会社はそこまで大きくなく全員の顔が見える規模です。そのため、既存メンバーと上手くやっていけるかどうかを重点的に見ていました。空気が合わず、入社しても浮かないかとか、早く辞めないかとかを考えながら、スクリーニングしました。

転職者様に対して、「ベトナムでどのぐらい働く予定ですか?」など、ベトナムにいる期間についてのご質問はされたのですか?

長く働いて欲しいので、面接でもその質問はしました。採用した人は、「保証は出来ないですけど、3年ぐらいはベトナムにいます。」と回答してくれましたし、総合的に考えて大丈夫だろうと思って採用しました。

しかし、結果は一年で日本に帰国しましたので、実際はどうなるか分からないので難しいですよね。

これからの時代、「一生その会社で働きます。」という人は数としては少なってくると考えられます。採用企業様の立場としても、1、2年という期間で退職するかもしれないということを意識しておかなければならない時代になったのかもしれませんね。

会社としては、長く働いて欲しいと思いますが、難しいでしょうね。

 

こちらのリアルな本音は、YouTubeでも公開しております。

 

次回(第18回)のEさんの「日本人採用担当者:ベトナム採用活動編【後編】」は、こちら

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