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  • 第18回 | 日本人採用担当者:ベトナム採用活動編【後編】心身の自己管理が出来なければ、日本帰国になる可能性もあるEさん(男性 / 30代後半 / ベトナム歴5年以上 / ホーチミン)

日本人採用担当者のリアルな本音

2019/03/03

第18回 | 日本人採用担当者:ベトナム採用活動編【後編】
心身の自己管理が出来なければ、日本帰国になる可能性もある
Eさん(男性 / 30代後半 / ベトナム歴5年以上 / ホーチミン)

前回(第17回)のEさんの「日本人採用担当者:ベトナム採用活動編【前編】」は、こちら

現在ベトナム転職を考えている方にアドバイスはありますか?

ベトナム転職は、日本国内の転職よりもハードルが高いです。そのため、企業情報やその業界の情報は、人伝(ひとづて)でもいいので、ちゃんと調べた方が良いと思います。今だと、SNSもありますので、その業界で働いている誰かと繋がることは出来ると思います。

若い方はノリでベトナム転職をしても何とかなるかもしれませんが、30代後半の以上の方だとノリだけではベトナムでは働けないですよね。

ベトナムで働く日本人には、どのようなことが求められるのでしょうか?

業務の基本的な事はもちろんとして、語学とストレス耐性、自律していることでしょうか。

語学に関しては、企業様や職種によっては「語学不問」もあります。それについてはどうお考えですか?

その企業が何を求めているかによりますので、求人で「語学不問」があるのは良いのではないですか。でも転職者は「語学不問」だから、そのまま「語学不問」のままでいると、「自分のキャリアはそれでいいの?」って思いますね。

ベトナムにまで来て、「語学不問の仕事で日本語だけで働きました。」の先に自分の目指すキャリがあるのならいいですけど、「それでいいのかな?」とは感じます。

英語が話せれば、色々な人、色々な国の人と話せるようになります。そこからの出会いでキャリアの幅が広がることもあるので、英語が話せることはキャリアを考える上では重要だと思います。

「ストレス耐性」とは、具体的にはどのようなことでしょうか?

精神面に支障をきたさないことです。話を聞く中では、ベトナムで働く日本人の中には、ストレスで精神をやられて鬱っぽくなる日本人もいるようです。そうなると、会社としても日本の様に手厚く社員を保護出来ないことが現実的に発生します。

ベトナムに限らずですが、海外だとそれは自己責任の様になり日本への帰国しかないですよね。この問題は、転職者の方は自分の問題だと考えるべきことだと思います。だから、そのあたりに不安がある方は、ベトナム転職はよく考えた方が良いですね。

「自律」についても、具体的に教えていただけますか?

先ほどの「ストレス耐性」と重なる点もありますが、心身の健康です。病気や怪我をしてもフォローしてくれる人は少ないです。心身含めて自己管理出来る人ですね。この点は、日本よりも海外の方が強く求められるのではないでしょうか。

ベトナム転職におけるキャリアプランはどのようにお考えでしょうか?

日本だとキャリアの専門性を深める機会は多いと思いますが、キャリアの幅を広げる機会は少ないです。ベトナムだとキャリアの幅を広げることが出来ると思います。

Eさんが思うベトナムの日本人現地採用は、どのようになっていって欲しいとなどありますか?

ミスマッチなく採用が進むのが良いですよね。実際にベトナム転職した人で、「こんなはずじゃなかった。」という形で、ベトナムが嫌いになって日本に帰られた方もいますし。

そのミスマッチを無くすために、採用企業様側からも、ベトナム転職者様のこのような情報が欲しいなどはありますか?

ベトナム転職する理由を裏表なく表現して欲しいですね。採用する企業としては、それが有難いですよ。ベトナム転職する人の中には、取って付けたようにキャリアを理由に説明する人がいますけど、蓋開けてみたらベトナム人の彼女がいて、その人と一緒にベトナムに住みたいというのが本音という人もいましたから。

他には、私が採用で面接した時は、弊社の業界経験者の方は少なくて、未経験から頑張りたい人が多かったのですが、それにしては、業界の事を調べてなさ過ぎる人が多かったです。ベトナムのこと、自分が働く業界のことなど、もうちょっと色々調べてきて欲しいというのはありますね。

未経験だから、何も調べずにベトナム転職をして良いわけではありませんよね。

そうですね。業務のイメージはある程度持って来て欲しいですよね。

少し前までは、日本人の現地採用は、語学不問で日本人なら誰でもウエルカムという雰囲気はありました。でも今は、ベトナム人もどんどんレベルが高くなっています。日本語が話せるベトナム人の数も増えていきます。

そうなれば、日本人はビジネススキルの有無がベトナムで必要とされるポイントになります。今後は、日本人はビジネススキルで勝負しないと厳しくなると思います。今のベトナムは、そこに向けて変わっている時期ではないでしょうか。

ベトナム転職者様は、ご自身のどのビジネススキルが通用するかを把握するためにも、企業の会社、業務、業界のことはしっかりと調べる必要があるということですね。本日はインタビューをありがとうございました。

 

こちらのリアルな本音は、YouTubeでも公開しております。

 

次回(第19回)はCさん(男性 / 30代前半 / ベトナム歴5年以上 / ホーチミン)のインタビューは、こちら

<編集後記>
Gさんへのインタビューを通じて、海外では日本人採用の採用ナレッジ蓄積の難しさと、転職活動における目的を持つことの重要性を学びました。転職者様におかれましては、やはりベトナム転職の目的を持つことが大事となるのではないでしょうか。それがあることで、企業、職種選びが絞れるだけではなく、面接の中で、その企業様とのマッチ、ミスマッチの点を両者様が分かることに繋がるからです。

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