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日本人採用担当者のリアルな本音

2019/01/07

第7回 | 日本人採用担当者:ベトナム採用活動編【前編】
ベトナムの日本人採用は求めるものが高いため、日本の採用活動よりも難しい。
Dさん(男性 / 30代後半 / ベトナム歴5年以上 / ホーチミン)

本日は、インタビューをよろしくお願いします。今まで、Dさんの会社(ベトナム法人)で日本人現地採用の実績はありますか?

ありません。

今後、日本人現地採用の可能性はありますか?

可能性はあると思います。

Dさんの会社がどのような状況の時に、日本人現地採用を行う可能性がありますか?

日本人現地採用を行う可能性は2つあると考えています。

1つは、事業規模が拡大した時です。弊社のメインの事業は、日本のお客様から依頼を受けてアプリケーションを開発して、日本のお客様に納品するという仕事を行っています。そこでは、日本流の仕事のやり方を求められます。

現在は私一人でマネジメントが出来る状態ですが、社員数が現在の1.5倍、2倍となると私一人で見ることが難しくなります。そうなると、現場のマネジメントが出来なくなるので、新たに日本人が必要になると考えています。

もう1つは、事業領域が拡大する時です。現時点では具体的なイメージはありませんが、例えば、ベトナムにいる日系企業向けに何かサービスを展開するとなった場合、お客様に提案が出来る営業職に近い日本人が必要になると考えています。

可能性として2パターンあるということですね。現在の既存事業の規模が拡大した時の場合についてお伺いします。もしそうなった場合は、どのような日本人の方を期待しますか?

事業規模が拡大した時の場合は、基本的には技術職の方を採用することになると考えています。役職としては、PMO(Project Management Officer)ですかね。

各プロジェクトの動きをマネジメントするのは、ベトナム人のマネージャーでも出来ます。但し、弊社のお客様は日本人となります。日本人のお客様とそのベトナム人のマネージャーの方が完全に意思疎通をした上でプロジェクトを進められるかというと、これは難しいと思っています。出来ないことはないかもしれませんが、かなり難しいということです。

そのため、日本人のお客様と弊社のベトナム人の間に立って、その意思疎通を支えられるような日本人の方が必要になってくるのかなと思います。

お客様とベトナム人スタッフ様の間に立って意思疎通を支える中では、お客様の業界の技術的な話にも詳しい方が適任になりますか?

その方には、1つのプロジェクトだけではなく複数のプロジェクトを横串で見ていただくことになります。プロジェクト毎にお客様が異なりますので、そのお客様と業界に関するある程度の実務経験がないと厳しいです。ベトナムで日本人現地採用するのであれば、そのような経験のある人材が適任かと考えています。

他にも何か求めるものはありますか?

心の持ちようも大事かもしれませんね。

「心の持ちよう」とは、具体的にはどういうことですか?

同じ方向性を向いて業務に取り組んでもらえることですね。つまり、お客様志向であってほしいということです。ここはベトナムですが、お客様は日本の方ですので、日本の商習慣に従わなければならないところはあります。それは心に置いておいてほしいですね。

一緒に働くベトナム人スタッフの方に対して、どういった影響を与えてくれる日本人に来て欲しいなどの期待もありますか?

マネジメントや技術もそうですが、ベトナム人スタッフからも憧れになるような人に来て欲しいと思っています。今弊社で働いているベトナム人のエンジニアも、日系企業で働きたい、そこのノウハウを吸収したい、自分のものにしたいと考えていると思います。そのノウハウを提供できるような方、そういう面で見本になれるような方を望みます。他にも、報・連・相などのビジネススキルも伝えてほしいですね。

技術職の実務経験に加えて、ベトナム人に伝える(コミュニケーション)能力も必要になりますね。

コミュニケーション能力が低いと厳しいですね。伝えることは勿論ですが、現場のベトナム人スタッフをグリップできることが必須のスキルでしょうね。

ベトナムでは、異なる文化・言語でのコミュニケーションとなります。求めるコミュニケーション能力は日本での採用と比較した場合、日本よりもベトナムの方が高いでしょうか?

日本よりもベトナムの方が日本人に求められるものは高いと思いますよ。だから、その点でも候補者は絞られると思いますよ。私も技術者(エンジニア)とは言っていますが、典型的な技術オタクな人を求めているわけではなくて、PMOのような立ち位置で、視野が広くて俯瞰でき、コミュニケーションを円滑に取れる方になります。

その様な転職者の方は、日本の採用においても良い人材と言われる方になると思います。ベトナムの日本人現地採用の採用活動は、日本の採用活動よりも難易度が高いものになるとお考えでしょうか?

求めているものが高いのでベトナムで日本人を採用するのは難しいと思います。でも、求めるものを下げて日本人を採用しても業務が回りません。そこがベトナムの日本人現地採用の難儀な所ですね(笑)。

 

こちらのリアルな本音は、YouTubeでも公開しております。

 

次回(第8回)のDさんの「日本人採用担当者:ベトナム採用活動編【中編】」は、こちら

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