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日本人採用担当者のリアルな本音

2019/01/08

第8回 | 日本人採用担当者:ベトナム採用活動編【中編】
ベトナム転職するのであれば、気持ちと思考に柔軟性があること。
Dさん(男性 / 30代後半 / ベトナム歴5年以上 / ホーチミン)

前回(第7回)のDさんの「日本人採用担当者:ベトナム採用活動編【前編】」は、こちら

現在ベトナム転職を検討されている方に対してアドバイスをお願い出来ますか?

気持ちの部分で柔軟に対応できる方が良いのではないでしょうか。どのような環境でも、その環境に合わせて対応できる柔軟性が根底にあること。その上に、志があることでしょうね。

要は、ベトナム転職をして何をしたいかということです。柔軟性とその上に志があれば、成功するかどうかは分からないですけど、一歩は踏み出せると思います。

日本人の私達は日本流の正しさを持っていて、ベトナム人の方はベトナム流の正しさを持っています。ベトナムに来て間もない頃は、その違いに対する戸惑いや葛藤があると思います。それらの問題に対して、柔軟性という点で何かアドバイスはありますか?

バランスですね。日本とベトナムは違いがありますが、どっちが良い悪いではないと思います。だから、日本かベトナムのどちらかに寄せていくと苦労します。

日本のやり方に寄せていくと自分のストレスは減るかもしれません。いや、ベトナム人はそれが出来ないから、逆にストレスは深まるかもしれないですね。そして、ベトナム人にもそれが出来ない理由があり、そもそも何でやるのかも分からないから、ベトナム人もストレスが溜まるでしょうね。

どちらかに寄せるのではなく、バランスを取る気持ちが大事ではないでしょうか。物事をゼロイチで考えないことですね。そこが上手くできなくて、ベトナムに来てもダメになる日本人も多いと思います。

「バランスを取ること」をDさんのお仕事に置き換えるとどうなりますか?

弊社の場合はお客様が日本の企業ですので、ある程度は日本の商習慣に従ってもらう必要はあります。でも、100%従う必要はないと思います。日本の悪しき風習もいっぱいありますし(笑)。

だから、ベトナム人に日本の商習慣を100%押し付ける必要はないですよね。ベトナム人から、「なぜ、これが必要なのですか?」と聞かれても、答えられない事もいっぱいあります。ベトナム人への回答が「これは日本のルールだから。」になることもあります。

でも、それだとベトナム人は納得感がないからやってもらうことは難しいですよね。そうであれば、その点はベトナム人ではなく、日本人の私達が担当するなど方法やフローでカバーすればいいわけです。

「バランスを取る」とは、単に間を取るという折衷案を探すということではなく、新しい解を見つけるということにもなりますね。ベトナム転職される方には、そのような思考の柔軟性もあった方が良さそうですね?

そうですね。ベトナム転職する日本人への求めるものが更に高くなりましたね(笑)。

弊社が日本人を現地採用する場合、PMO(Project Management Officer)が出来る人を求めることになるので、そのような要素(思考の柔軟性)のある方を求めることになるのでしょう。日本人のお客様から言われたことをそのままベトナム人に投げるだけだと、上手くいきません。臨機応変に対応できる人が良いですね。

だから、ベトナムで長く働かれている日本人は、そういうことが出来る人が続いているのではないでしょうか。

ベトナムでの日本人現地採用にあたり、何年ぐらい働いて欲しいなどのイメージはありますか?

欲を言えば、ずっと一緒に働いてほしいですけど、そう上手く行かないと思っています。具体的な年数はありませんが、3年ぐらいでしょうか。

ベトナム転職に限らず、今は日本でも終身雇用という考えが無くなってきています。弊社の日本の親会社でも退職する人もいますし、逆に転職で入社する人もいます。会社として社員が去ることは望んではいませんが、今の時代は、そういうものなのかなと捉えています。

Dさんはベトナムで5年以上働かれています。Dさんの考えるベトナムで働くことの良いところ教えてください。

ベトナムは、学びと経験が出来る環境がたくさんあることです。
私がベトナムに来てすごく良かったと思うのは、日本では普通は会うことがない方と会って、話が出来ることです。例えば、今のこのインタビューだって、私の立ち位置だと日本だと実現しないでしょうね。こうして人材会社さんから、自分の部下でどんな人が欲しいですか?とか聞かれることはないから、いい経験にもなります。

他の海外の国はよく知らないですが、今のベトナムは恵まれているのではないでしょうか。タイほど日本人が多いわけではないけど、逆に少なすぎるわけではなく。ある程度のまとまりのある規模感ですので、色んな人達と話をするチャンスがありますよね。他にも、少人数での勉強会とかも色々ありますよね。

タイのように日本人の規模が大きくなると、勉強会もセミナーみたいな感じになって、聞き手も受け身になりがちだと思います。でもベトナムだと、意見交換も出来る規模感でインプットもアウトプットも出来る環境だと思います。

ベトナムにいるからこそ、こういう機会があるわけです。ベトナムは何でもやろうと思えばできますし、吸収しようと思えば吸収できる環境だと思います。この環境を上手く利用して、一歩踏み出していただきですよね。

もちろん、一歩踏み出すことが終わりではないので、どこかでゴールや目標、マイルストーンを見つけながら進むことが必要です。

 

こちらのリアルな本音は、YouTubeでも公開しております。

 

次回(第9回)のDさんの「日本人採用担当者:ベトナム採用活動編【後編】」は、こちら

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